2017/07/24
幼稚園や学校では先週後半に終業式。
夏休みに突入した。
これから、長期の帰省をするというので長めの投薬を希望される方が増える。
喘息など長期投与が必要な場合は特に問題はないので必要日数を処方する。
問題は、特に持病もないのだが、海外旅行や医療アクセスがよくない所に帰省するという方だ。
熱が出たら解熱剤、下痢をしたら下痢止め、咳が出たら咳止め、鼻水が出たら鼻水止め、いろんな薬を出しておいて欲しいというリクエストが時にある。
保護者からの要望ではなく、塾の合宿などでも、薬を用意してくるようにと主催者からの指示があるようだ。
何か体調がよくないときは、まず、それにあった薬を飲むのがよい、と言うのがその考えの根底にある。
体調不良なら早めに薬。
果たしてそうだろうか。
ほとんどの「風邪」には薬は不要。
大事なのは「薬」ではなく「放っておいてよいか」の見極めだ。
放っておいてよくない状態には、残念ながら、用意した「風邪薬」は全く効かない。
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