診療日誌

新しい日本脳炎ワクチン

09年06月17日

 新しい日本脳炎ワクチン「ジェービックV」が来週から入荷する見込みとなった。このワクチンは従来型のワクチンがマウスの脳でウイルスを増殖させていたのに対して、組織培養法という方法でウイルスを増やしている。

現在のワクチンが「積極的な勧奨を中止」している原因となった急性散在性脳脊髄膜炎(ADEM)の発症リスクが低いことが期待されている。ただし、本当に低いかどうかはわからない。この方法で作られた別のワクチンでADEMの報告があるそうだ。接種後の発熱のリスクは現行のワクチンより多いらしい。

この新ワクチンは川崎市の定期接種で使われるようになるのはもう少し先かと思っていたら、来週から入荷する事がわかった。

これまで新ワクチンを待って接種が遅れていた人を優先で接種しましょうということだが、接種する年齢は6ヶ月から7歳半までで特に制限はない。

これまで書いていただいていた「同意書」は書かなくてよくなった。

「積極的勧奨が中止」されるまでは3歳になった時点で接種勧奨のお知らせが来ていたが、新ワクチンの供給量が少ないためこれまで通りお知らせは出さないことになっている。自分で情報を得た人だけが受ける事ができる。

これまで旧ワクチンで接種を開始した人はそのまま旧ワクチンで接種を完了するようにとの事である。

これから接種をはじめる人は新旧どちらのワクチンを使うかを選ぶことができるようにしたいと思っている。

 

カテゴリー:こども・医療

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