診療日誌

夏かぜとインフルエンザ

09年08月07日

 今年は8月に入ってもあまり患者数が減らない。いつもは6月7月に流行るヘルパンギーナや手足口病などの夏かぜがすくなくて、7月の下旬から流行り始めたという事情もあるようだ。

 そう言うわけで、例年8月は閑古鳥が啼くのだが今年は少し忙しいような気がする。

それに加えて、新型インフルエンザである。

今週はこれまでで2人。一人は確定例、もう一人は海外から戻ってのA型なので、これもまず確実例だろう。どちらのケースも前もって怪しいというのがわかっていたので最初から隔離室。

学校が夏休みになって、これでインフルエンザ騒ぎは一息つくかと思ったが、これが大間違い。

サマーキャンプ、ホームステイ、部活の合宿など、様々な集団生活が残っている。

川崎市の喘息児のサマーキャンプではボランティアの大学生がインフルエンザにかかっていて、全員が「喘息」というリスクファクターを持つ集団の中で流行ってしまった。大半が10代でタミフル御法度の年代。発症者と濃厚接触者にはリレンザが出されたようだ。

この喘息児のサマーキャンプは喘息の医療証をを交付されている子どもが参加できるのだが、例年抽選で結構狭き門なのである。せっかく抽選に当たって喜んでいたのちょっと残念な結果になってしまった。

もともと、きれいな空気のもとで身体を鍛えて喘息に打ち勝とう、というコンセプトで行われているキャンプ。これは裏返して言うと、汚い空気をすって、根性のない弱っちい身体だから喘息になるんだということ。現在の喘息という病気に対する考え方とはだいぶ違っているのである。

喘息は鍛錬で打ち勝てるものではない。慢性の気道の炎症なのである。

まあ、趣旨はともかく楽しく遊んでくればそれでよろしい。

みな軽症で終わったようでよかった。

糖尿病の患者団体の温泉旅行とか、マタニティスイミングの親睦会なども危険だな。

 

カテゴリー:クリニックのあれこれ

コメント(2)

息子が林間学校からマスクをして帰宅して驚きました。林間学校で集団発生になり新聞地方版にでました。40名以上になったようですが終息してきたようです。でもどこに受診しているのだろうか?という感じです。

もう新型かどうか積極的に調べないので、対応も特別なことはしないわけです。みなさんフツーに医療機関を受診して、フツーにリレンザをもらっているのではないでしょうか。

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