診療日誌

RSウイルス感染症が増えているという報道

11年09月28日

 昨日からRSウイルス感染症の流行に着いての報道が続いている。

こちらはNHKのWebニュース。

国立感染研の集計で先々週までの1週間の集計が前年同時期に比べて2倍になっているという。

 確かにこの夏はRSウイルス感染の患者さんは多くて入院するケースもあって苦労したこともある。

RSウイルスは例年冬場に流行するとされているが迅速診断ができるようになって夏場も結構あることがわかっている。

冬場の方が多いのは間違いないので、これから冬にかけてかなりの流行になる可能性がある。

感染力は非常に強くて、保育園などではあっという間に拡がる。

うがい手洗い咳エチケットなどでブロックできるほどヤワな相手ではない。

年長児や大人もかかるが係ってもちょっとしつこい風邪ですむことがおおい。

病児保育へ行くとよく「喘息性気管支炎」という診断で、クラリス、オノン、ホクナリンテープ、アスベリン、ムコダイン、ペリアクチンという組み合わせの処方が出ている子を見かける。

こういうのの多くはRSウイルス感染症だろうと思っている。

乳児がかかると重症化して細気管支炎、肺炎などをおこして酸素や人口呼吸が必要な状態になることがある。

未熟児や心臓病の子どもは重症化する可能性があるため、シナジスという予防薬(ワクチンではない)が保険適応となっていて公費負担で注射できる。

しかしこれは高価で一バイアル20万円近くする上に月1回の注射が必要。

一般に使えるワクチンはない。

ワクチンもなく有効な抗ウイルス薬もないという点ではインフルエンザよりずっとやっかいな感染症といえるだろう。

 

 

カテゴリー:こども・医療

コメント(1)

現在、1歳1ヶ月の我が子は、未熟児だったため、
去年は、シナジスを9月から3月まで毎月打っていました。
それにも関らず、RSウィルスに感染してしまいまいたが、
入院などせず、ただの風邪程度ですみました。
毎月産まれた病院に通うのは大変でしたが、
シナジスを打っていてよかったと思いました。

しかし、今年は、シナジス接種の対象ではないため、
未熟児で生まれているし、流行っているとのことで、
とっても不安です。

インフルエンザは、予防接種するとして、
今年はRSかからないように願うばかりです・・・。

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