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風邪をひくとよく中耳炎を起こします。難聴は大丈夫?

2008/08/06

4歳の息子は風邪にかかるとよく中耳炎を起こすようになりました、最近では風邪よりも中耳炎のほうが心記です。
耳の中はデリケートな場所ですし、難聴になることはないのでしょうか。
また、予防法などがあったら教えてください。

風邪で引き起こされる中耳炎は成長とともに少なくなります。

 このお母さんの心配にはふた通りの中耳炎のことが入っていますね。風邪をひいたときに熱が出て耳が痛くなるのは、ばい菌によって引き起こされる急性化膿 性中耳炎。難聴に結びつく可能性があるの滲出性中耳炎といいます。前者は治療すればそのたびにきれいに治りますから、心配はいりません。もちろん、耳だれ が出るのを治療もしないで放っておくのは間題です。中途半端な治療で、慢性中耳炎となって難聴になることもありますので、きちんと治療しましょう。鼻と耳 は耳管という管でつながっています。特に幼稚園くらいまでの年齢の子どもは耳管の通りが良いため、鼻がグジュグジュし始めると、ばい菌が耳のほうに行きや すい子が多く、こうした中耳炎を予防することはなかなか難しいのです。しかし、成長するにつれて中耳炎を起こす頻度は確実に少なくなります。基本的には、 風邪という病気に抗生物質は必要ないのですが、中耳炎を起こしやすいという条件があるとしたら、医者に相談して早めに抗生剤をもらったほうが良いでしょ う。滲出性中耳炎は、中耳という鼓膜の内側にだんだんと水がたまって難聴になる病気です。始めは耳がボワーンとするくらいで、痛くもないし耳だれも出ない ので、本人も周囲もなかなか気がつかないのです。滲出性中耳炎はアレルギーのように体質みたいなものですから、特に予防することはできませんが、日ごろの お子さんの様子から気になることがあれば、耳鼻科の診察を受けることをおすすめします。濠出性中耳炎のほうは気長な治療が必要になります。


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