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こんなときどうしましょ夜泣き7カ月、10カ月の検診の最後に「何か気になることとか心配なことはありませんか」とたずねます。すると必ず何人かに一人のおかあさんは「実は夜泣きのことなんですが、、、」と切り出してきます。夜泣きは病気ではないと分かっていても当のご両親にとっては切実な問題です。かくいう私の長女ももう10年以上前のことですがしっかり夜泣きをしてくれました。当時は民間アパートの音が筒抜けになるようなところに住んでいましたから隣にたいする気遣いもあり、寝かせてもらえないことと相まって本当に苦労しました。一応小児科医ですから夜泣きについて調べはしましたが、やはり原因ははっきり分からないというのが本当の所です。のどが渇いた、どこかが痛い、お腹が空いた、などいろいろ原因が考えられますが、じゃあ、毎晩そういう状態なのかというといつも同じ状態ということは考えにくいのです。とすると一体何なんだろう、長女が話ができるようになったら聞いてみたいとそのころは結構真剣に考えました。夜泣きはいつ頃はから始まったのかはみな鮮明に記憶していますがいつ頃収まったのかということになると「さあ?いつ頃だったかな」ということが多いようです。そういえば泣かなくなったなあということで「やっと出口に来た」という到達感はあまりないようです。 明けない夜はなく、治らない夜泣きはないという位の気持ちで向き合うのがいいと思います。わが家の場合はたまたま引っ越しすることになって部屋数が増えたので長女を一人で寝かせました。一人で大声で泣いていましたがそのうちやんだようです。夜泣きがなくなった頃にはベビーベッドの柵を乗り越えるようになり、夜中に歩いて私たちのベッドにもぐり込んでくるようになりました。でも、その頃には次の夜なき予備軍ができていたのでした。 2003/5/5 4:40 更新 |
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