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こんなときどうしましょ

医者は風邪をひかない?
 今年のインフルエンザは例年と違って1月2月のピークがありませんでした。そのかわり3月に入って急に患者さんが増えだし、3月中旬の今頃になって待合室がごった返すようになりました。これでも電話予約にしたために待合室があふれるという事はなくなりましたが、予約外で直接おいでになる方もいてなかなかぴったり予約時間通りの進行というわけにはいきません。皆さんが予約を入れて時間通りにおいでになればだいぶこみ具合は違ってくるのですが。
そんな中、医者である私が風邪を引いてしまいました。お医者さんは風邪を引かないのですかと聞かれます。そういえば、あまり風邪はひきません。年中目の前でゴホンゴホンとやられているわけですからウイルスは山ほど入ってきてるはずです。それらに対して長年にわたって免疫ができているのでしょう。たいていの風邪は平気です。ところがどうしても何年かに一度は免疫の不十分なウイルスに出くわします。そういうときは発病します。インフルエンザのワクチンだってうっているのですがダメなときはダメです。3日ほど休んでゆっくりしよう、なんて代わりのドクターをさがしてこない限り無理です。今年発売されたインフルエンザの薬を飲んだら一日で熱は下がりましたが、声が出ないのでひそひそ声です。こういうときはできるだけ患者さんが来ないことを祈っています。

2003/5/5 4:52 更新


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