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こんなときどうしましょ

包茎は手術した方がいい?
横浜近辺の病院では小学校入学前に包茎は手術しておくのがよいと薦めているそうだ。週刊誌の記事にでていた。子どもの包茎を手術すべきかどうかは小児外科や泌尿器科ではいつも議論が分かれる。記事の中では一応両方の意見が紹介されているが、記事のバランスからは手術しておいたほうがいいというほうに傾いているようにみえる。ところがこの記事、知ってか知らないのか、ステロイド外用法については全く触れていない。以前は私も4−5歳になって亀頭が全く見えない包茎は小児外科に紹介していた。ところが神奈川こども医療センターの泌尿器科の先生の講演でステロイド外用療法の話を聞いて考えが変わった。少量のステロイドの外用でピンホールのような包茎が2週間で包皮が反転するようになるのである。使用前後の写真であまりにすっきり剥けているので、これは試してみようということになった。その時の講演会は小児科医が対象だったのだが反響は大きかった。
実際に試してみると本当にきれいに剥ける。なんだ、これじゃあ手術なんて要らないじゃないか、という結論になった。小児科医の多くはこの方法を知らなかった。私は検診の時に男の子は全員ちんちんを剥いてみるのだが(別にそういう趣味があるわけではない(^^;)、それ以降真性包茎にはまずステロイド外用を試すことにしている。長く塗っても1ヶ月、それも包皮の一部だけだから副作用などの心配もない。手術するよりずっといい。

2003/5/5 5:16 更新


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