B型肝炎ワクチンについて |
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6月1日からB型肝炎ワクチンとしてビームゲン(化血研)だけでなくヘプタバックスII(MSD)も採用することにした。 これを機に、接種料金もこれまで1回6300円のところを5250円に変更。(HPの料金表はまだ書き換わっていない) ビームゲンもヘプタバックスIIも遺伝子組換え法により作られた不活化ワクチンである。 違いはというと、ワクチンの元になるウイルスの遺伝子型がビームゲンでは日本の在来株のC型、ヘプタバックスIIは海外から入ってきたA型であること。 ビームゲンにはチメロサールが含まれているが、ヘプタバックスIIには含まれない。 アジュバンドはビームゲンは水酸化アルミニウムでヘプタバックスは硫酸アルミニウム。 チメロサールが自閉症と関連しているという問題は「関係ない」ということで決着したのでチメロサール含有の有無は考慮しなくてもよい。 とすると、問題はウイルスの遺伝子型だけということになる。 しかし、C型遺伝子のビームゲンを接種してもA型遺伝子ウイルスに対して有効で、逆にA型遺伝子のヘプタバックスIIを接種してもC型遺伝子ウイルスにも有効とされている。 ということで、遺伝子型も大きな差ではない。 ご希望があればヘプタバックスIIでも接種できるようになったと言うことである。 基本的には1回目接種と同じワクチンを続けて接種することをお勧めするが、両者を組み合わせて接種しても抗体は上昇するとされている。 |
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