■定期接種
ヒブワクチン(アクトヒブ) 2013年4月1日から定期接種になりました
DPT、肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなどと同時接種できます。
初回接種時の月齢が
2ヶ月ー6ヶ月では4週間以上の間隔で3回、
7ヶ月—12ヶ月では4週間以上の間隔で2回、
追加接種は初回接種後7か月以上で1歳を過ぎたらなるべく早く。
1歳—5歳 1回。5歳以上は不要。
小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)2013年4月1日から定期接種になりました
ヒブワクチン、DPT、などとの同時接種も可能です。
初回接種時の月齢が
2ヶ月ー6ヶ月では4週間以上の間隔で3回、追加接種は生後12-15ヶ月で1回。
7ヶ月ー1歳未満では4週間以上の間隔で2回、追加接種は生後12-15ヶ月で1回。
1歳 60日以上の間隔で2回
2歳ー9歳 1回
ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)三種混合
生後3か月-90か月 1期初回3回(3〜8週間隔)
追加1回(3回目から6ヶ月以上、標準的な間隔は1年から1年半)
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ(DPT-IPV)四種混合
生後3か月-90か月 1期初回3回(3〜8週間隔)
追加1回(3回目から6ヶ月以上、標準的な間隔は1年から1年半)
2012年8月以降に生まれた方が対象です
麻しん・風しん(MR)
1期:1歳—2歳 1歳のお誕生日が来たらできるだけ早く受けてください。
2期:幼稚園年長組にあたる1年間
3期:中学1年にあたる1年間(2008年から5年間の経過措置)
4期:高校3年にあたる1年間(2008年から5年間の経過措置)
日本脳炎
1期2回・1期追加1回:6ヶ月—7歳6ヶ月(3歳以降を推奨)
2期:9歳—13歳
平成7年4月2日から平成19年6月1日までに生まれた人は、日本脳炎予防接種が一時中断していたため接種機会を逃していた可能性があります。
誕生日がこの期間内にある方で日本脳炎予防接種の4回の接種が完了していない方は残りの回数を接種出来ますのでご相談下さい。
ジフテリア・破傷風(2期DT)
11歳—13歳
麻しん単抗原 風しん単抗原(2013年5月現在 ワクチン入手困難なため取り扱いを中止しています)
麻しん・風しんのMR混合ではなく別々に接種を希望される方は、あらかじめ予約の上接種が可能です。
ワクチンは在庫していませんので流通状況によってはご希望に添えない場合があります。
ポリオワクチン
2012年9月に経口生ワクチンから不活化ワクチンに変わりました。
接種期間:3ヶ月から90ヶ月
1期初回3回(3〜8週間隔)
追加1回(3回目から6ヶ月以上、標準的な間隔は1年から1年半)
接種対象は
・生ポリオワクチンを一度も受けていない人:不活化ワクチンを4回接種 接種スケジュールはDPT三種混合と同じです。
・生ポリオワクチンを1回接種した人:不活化ワクチンを3回接種 スケジュールはご相談下さい。
・生ポリオワクチンを2回接種したひと:不活化ワクチンを接種する必要はありません。
・海外や当院などで日本国内未承認の不活化ポリオワクチンを接種した人:不活化ワクチンは全部で4回接種しますが、すでに接種した残りの回数を定期接種として接種します。スケジュールはご相談ください。
BCG
標準的な接種期間は5ヶ月から8ヶ月に至るまでの間。12ヶ月になるまでが定期接種の期間です。
川崎市ではBCGは集団接種です。保健福祉センターで受けて下さい。
ヒトパピローマウイルスワクチン(サーバリックス・ガーダシル)2013年4月1日から定期接種になりました
子宮頚がんの原因となるヒトパピローマウイルスに対する免疫をつけるワクチンです。性行為開始前に接種開始しておくことが望ましいですが、それ以降の年代でも有効です。
サーバリックス(2価ワクチン):子宮頸がんを起こすヒトパピローマウイルス16型18型に有効です。
ガーダシル(4価ワクチン):子宮頸がんを起こすヒトパピローマウイルス16型18型と尖圭コンジローマを起こす6型11型に有効です。
当院では4価ワクチンを在庫しています。2価ワクチンをご希望の方はワクチンは取り寄せになりますので予約時にお申出下さい。
小学校6年から高校1年の女子は公費負担により無料で接種できます。
1ないし2か月間隔で2回、6か月目に1回の3回接種します。
■任意接種
ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)
乳幼児で重症になりやすいロタウイルスによる胃腸炎を予防します。
ロタウイルスワクチンには1種類のウイルスに効くロタリックス(1価ワクチン)と5種類のウイルスに効くロタテック(5価ワクチン)があります。どちらも飲むワクチンです。
ロタウイルス胃腸炎の予防効果には両者に大きな差はありません。
接種回数はロタリックスは2回、ロタテックは3回。
どちらも初回の接種は生後14週6日までとなっています。
生後2か月になったらヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種をお勧めします。
ロタリックスは生後24週までに2回目を、ロタテックは生後32週までに3回目を4週間以上の間隔を空けて飲みます。
B型肝炎ワクチン(ビームゲン・ヘプタバックスII)
生後1か月から接種できます。1か月間隔で2回、6か月後に1回の計3回接種です。生後2か月からヒブ、肺炎球菌との同時接種をお勧めします。
日本では母親がウイルスのキャリアである場合だけ公費で接種できますが、ウイルスの感染経路は母児感染だけではありません。父子感染などの家族内感染、唾液を介した感染、性交渉による感染などがあります。ほとんどの国では全員の定期接種となっています。
水ぼうそう
1歳以上で接種できます。1回接種では終生免疫が得られにくいこと、流行時には1回接種していても軽くかかることが多いことなどから、3−6か月後に2回目の接種をお勧めします。
水ぼうそう患者と接触してから72時間以内に緊急接種をすると発症を防げる可能性があります。
おたふくかぜ
1歳以上で接種できます。3−5年の間隔を開けて2回接種をお勧めします。2回目は3歳以降。MRワクチン2期との同時接種をお勧めします。
患者と接触後に緊急接種しても発症を防ぐことはできません。
破傷風トキソイド
けがをしたときや海外赴任などの時に接種が可能です。
インフルエンザワクチン
6ヶ月から接種できます。
当院では
6ヶ月から5歳は2回接種。6歳以上は1回接種としています。
接種回数についてはご相談ください。