身近な感染症

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手足口病について

主として乳幼児にみられる手、足、口の中、殿部や性器周辺に
小さな水胞ができるウイルス性の発疹症です。口の中の水疱は
痛みを伴い食欲が落ちることがあります。手足の発疹は痛みやかゆみを伴うことがあり、足の裏の発疹のために歩けなくなることもあります。
軽い発熱が病初期にありますがないこともあります。ごく希に髄膜炎や脳炎を併発することがあります。
原因ウイルスとしてはコクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど数種類のウイルスがわかっており単一の病気ではありません。
発病する数日前から感染力があり、発疹が消えた後も便や唾液を介して感染します。そのため発疹期の患者さんの隔離しても流行を阻止できません。そのため公立を中心とした多くの保育園や幼稚園ではこの病気を登園禁止としていません。

※写真の説明
【上段:口の中の水疱】

【中段:手のひらの水泡疹】

【下段:お尻に出た発疹】
よくお尻にもできます。手足ケツ病なんて言うこともあります。

<< 身近な感染症TOPへ戻る : 03年05月05日更新

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