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かたおか小児科クリニック

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こんなとき…こんなとき…

熱中症

2003/05/05

熱中症のホームページ
熱中症について詳しくわかりやすく書いてあります

 暑くなるにつれて心配なのは熱射病です。熱射病とは高温多湿の環境で激しい運動をしたときなどに体から発生する熱を外に出しきれなくなる状態です。体温
調節がきかなくなり高体温(40゜以上)になります。汗が出なくなり、皮膚は乾燥して、意識障害や痙攀、麻痺、脱力など神経の症状が出てきます。日射病は
太陽の炎熱が原因で起きる熱射病のことをいいます。こうした高温による全身的な障害を熱中症ともいいます。

熱射病を予防するには熱の出と入りを上手に管理することです。熱が出て行きやすいようにするには、風通しのよい状態にする、暑くなったら水を浴びたりして
体を冷やす。汗を十分に出しても脱水にならないように水分の補給をこまめにする。などがあります。また熱の入りを避けるには、日陰に入って炎天下に長時間
いないようにする、炎天下に出るときは必ずつばの着いた帽子をかぶるなどの注意をしましょう。夏場のスポーツなどは指導者の責任で練習時間などは長くなり
すぎないような注意が必要です。

すぐに戻ってくるからと子どもを車に残したまま車を離れるのは大変危険です。車は炎天下ではあっという間にサウナ以上の温度になります。クーラーをかけているからといって安心はできません。

もし子どもが炎天下や高温の密閉された室内でぐったりしているようなら、まず体を冷やします。40゜以上の熱があり、意識がはっきりしない、体に力が入らないなど神経症状が認められたら危険な徴候ですのでただちに救急車を呼びましょう。

熱射病はかかると命に危険を及ぼす病気ですが、ちょっとした注意で防ぐことができます。


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