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かたおか小児科クリニック

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夏場の予防接種は避けた方がいい?

2003/06/27

夏場は予防接種を避けた方がいいという意見があります。実際に7月8月には予防接種を行わない医療機関もあるようです。以前私が勤めていた病院も8月は予防接種がお休みでしたが、それは夏休み体制を組むので人が減り、予防接種のための人員を割けないと言うのが理由でした。
しかし、夏場は予防接種はいけないという方たちには別の理由があるようです。
その1は、夏風邪の流行シーズンなので、というのがあります。夏場は夏風邪と言われる腸管感染ウイルスの感染症が多いのは事実です。ウイルス間の干渉を避 けるため、腸管感染ウイルスであるポリオワクチンは夏は避けて春・秋となっているわけです。しかしそれ以外のワクチンは腸管で増殖しませんから関係ありま せん。風邪が、ということであれば冬はインフルエンザやRSウイルスなどもっと大物が待っています。
その2は、夏ばてでこどもの体力が落ちているからというものです。戦後間もない頃ならいざ知らす、今のこどもたちに夏ばてなんてありません。「夏やせ」と 言う言葉も聞きません。今のこどもで問題になっているのは「夏太り」なのです。夏場がいけないと言うのなら熱帯地方のこどもはいつワクチンを受ければいい のでしょう。
その3はワクチンの温度管理の問題です。冷蔵庫に入れていても知らない間に温度が上昇してワクチンの品質が低下するというものです。そんな冷蔵庫使ってるんじゃ、5月だって6月だってダメだろうが、と私は思うのです。
その4は予防接種でお風呂に入れないのは大変だからというもの。昔は、予防接種を受ける前にお風呂に入ってきたと言う人がいましたね。今夜はお風呂に入れないからということで。今は予防接種のあとのお風呂はかまわないことになっています。
 他にも理由はあるのかも知れません。しかし、私には、夏場に予防接種を避けるという合理的な理由は思いつきません。


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