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インフルエンザについて

2007/11/26

インフルエンザはインフルエンザウイルスによっておきます。インフルエンザウイルスには大きく分けてA型(香港型,ソ連型、他)B型、C型とがありそれぞれすこしづつ違った特徴をもっています。主に冬場に流行する「かぜ症候群」の代表です。高熱、咳、鼻水などに加えて頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛、下痢などの全身症状を合併することが多く、典型的な例では一度下がった熱が再燃する「二峰性の発熱」があります。子どもに見られる激症型には脳炎、脳症を合併するものがあります。老人では肺炎や気管支炎を起こすことがよくあります。
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 インフルエンザの予防として「うがいや手洗いの励行」、「流行期には人ごみをさける」などいわれます。しかしそうした予防策は残念ながら流行を押さえることはできません。
現時点ではワクチンは完璧ではありませんが、インフルエンザ予防においては取り得る最善の策であると言えます。
 ただし、ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹ったという例はたくさんあります。1-6歳の幼児を例に取ると、ワクチン接種でインフルエンザワクチ
ンの有効率(罹患者が減少する割合)は20~30%というデータもあり、麻しんワクチンの90~95%と比べると見劣りすると言わざるを得ません。

ワクチンでは副作用が気になりますが、インフルエンザワクチンはワクチンの中でも副作用が少ないものの一つです。接種部位がはれたり赤くなったりすることがあるくらいで、重大な副作用※は希です。

 インフルエンザで亡くなる方は老人に多くて、一冬に数百人の方が亡くなると推定されています。乳幼児ではインフルエンザによる脳炎・脳症の発症があり大
きく取り上げられていますが数としてはわずかで稀な合併症といえます。しかし、いったん発症すると死亡率は25%にのぼり、助かっても後遺症を残す例が少
なくありません。
 脳炎・脳症の予防にワクチンの効果が期待されましたが、ワクチンを接種していても脳炎・脳症の発生は予防できないという結論になりつつあります。


ンフルエンザの治療薬として「タミフル」が有名ですが、年長児では窓から飛び降りたり、道にとび出したりする「異常行動」が注目されています。現時点では
このような異常行動がタミフルの副作用によるものか、そもそもインフルエンザに罹ったための「熱せん妄」と呼ばれるものかの結論は出ていません。
いずれにしても、インフルエンザでは経過中に異常行動が現れる可能性があり、注意が必要です。タミフルの服用如何に関わらず発症後48時間は一人にしない、飛び出しやすい危険な場所に寝かせないなどの注意が必要です。

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脊髄炎やギランバレー症候群などが報告されていますが、全接種数からみた確率はきわめて低いものです。


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