ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金

Dr.かたおかの診療日誌

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2010/10/27

昨日今年度の補正予算が閣議決定された。この中に「子宮頚がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金（仮称）」が盛り込まれているとのことである。

基金の対象は

・子宮頸がん予防（HPV）ワクチン

・ヒブワクチン

・小児用肺炎球菌ワクチン

基金は都道府県に設置し市町村の事業に対し助成する

負担割合：国１／２、市町村１／２

基金の期間：平成23年度末まで（平成22年度ー23年度（2カ年））

その他：被害救済に万全を期するため、助成対象事業には民間保険への加入等を要件とする。

所要額　約1085億円（国費）

ということで、今年度中に3ワクチンの助成が始まるが、国が出すのは半分だけ。残りの半分を市町村が出せなければこの話はないことになる。

すべての市町村がこの負担に耐えられるかは疑問である。

さらに、今年度中に補正予算を組んで対応できる市町村はもっと少ないのではないか。

川崎市の対応はどうなるか。

これからの方向を見守りたい。