2010/12/15
今日は朝から嘔吐・腹痛の患者さんがひっきりなし。
たいていはウイルス性胃腸炎でまだ下痢便が出ていない状態。
こういうときはお腹の上の方では下痢になっているのに出口のところに栓ががされている状態。
出口の固い便を浣腸で出してあげると下痢がどばっと出てスッキリする。と言うことで、浣腸したらすぐトイレ。トイレの予約待ち列ができる。
嘔吐したら「吐き気止めの坐薬」、ひどいと「点滴」、というのが何となく世間の常識のようだ。
うちでは、この間の流行で「吐き気止めの坐薬」の処方も「点滴」も一度もやったことがない。
浣腸と経口補水液(OS1など)ですべて対処できている。
思えば「吐き気止めの坐薬」はもう何年も使ったことがない。胃腸炎の吐き気は長くても半日で止まる。坐薬を使ってもほとんど同じ。問題はこの間の水分補給である。
点滴も低血糖などがない限りまずすることはない。
でもロタウイルスの時は違う。これは下手すると経口補水液で追いつかない脱水症に陥ることがある。
幸い今流行しているウイルス性胃腸炎はロタウイルスではないようだ。
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