2008/09/02
名古屋の外来小児科学会でいろいろ仕入れてきた情報。もっとも、知る人は知る、みたいな情報ではあるけれど。
新しい日本脳炎ワクチンの進捗状況について。
来年の4月から新しい組織培養法による日本脳炎ワクチンを出荷できるとメーカーは言っているらしい。2010年と言われていた情報からは1年の前倒しだがどうろうか。これまでも何度か検定でストップがかかっていたので、狼少年のそしりはまぬがれないのだが、今回はさすがに本当かも。
もし本当ならこれまでの「積極的勧奨を中止する」という厚労省のスタンスも変わるだろう。
と言うことで、この情報、もう少し吟味する必要はあるが、3−4歳で今すぐでも日本脳炎ワクチンを受けたいという人は少し待ったほうがよいだろう。流行地に出かける人は別。
5歳半以上なら、もしこの話が狼少年だった場合、追加接種のことも考えると接種年齢内で終わらない可能性もあるので、現行ワクチンでの接種をお勧めしたい。
ココログ版「診療日誌」も引き続き書いています。
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