2008/11/10
各地でぽつぽつインフルエンザが出ているらしいが当地ではまだRSウイルスが優勢。
午前中の外来でイヤな感じの咳をしている赤ちゃん。昨夜からの熱、咳。
聴診したらぜいぜいしていて肩で呼吸をしている。
RSウイルスかと思って鼻水を吸引して検査してみたが陰性。酸素飽和度が90%を切っている。
血液の迅速検査ではウイルス感染のパターン。はて、なんだろう。
あまり考えていても時間が経つばかりなので入院歴のある病院に電話して受け入れてもらう。
X線写真を撮っていないが、肺炎は間違いないだろう。インフルエンザの可能性もないわけではないが、まわりの状況から考えてまず違う。
ちょっと前までは、どこの病院の小児科もベッドがガラガラで困っていた。このところは入院を依頼してもなかなかすんなりといかないことが多い。隔離が必要だったり、個室希望だったり、なかなか患者さん側のニーズと病院側の供給がマッチしないのである。RSウイルスかどうかでも部屋が空いていたりダメだったりするようだ。
今日の肺炎の子どもさんは何とか入ることができたようだが、これからインフルエンザが流行りだしたらまた赤ちゃんの病床確保が大変になる。
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