2009/02/02
インフルエンザでばたばたしているうちに2月に入ってしまった。
レセプトは月末の土曜日に完成して今日は紙提出の公費分を綴じるだけ。近々、公費分も電子提出可能になるらしいので、もう少しでこの「編綴」という作業がなくなる。めでたいことである。
ただ、来年度からレセプトの「オンライン提出」が義務化されるというのでいろいろ反対の声が上がっている。
そもそもレセプトは電子化して提出すべきではないという意見もある。電子化したデータを保険者や厚労省が蓄積することで、保険請求の上で医療機関が不利な立場になるという心配である。
電子審査が可能になって、杓子定規な査定が横行するのではないかという。
審査の側が電子審査で「突合」や「縦覧」をしてきたら困るというのは、まあそれまでのレセプトが問題だったわけだ。電子的に査定してくるのなら、整合性のあるレセプトを電子的に作成すればよい。まっとうに医療をしてまっとうにレセプトを作っていれば困ることはないと思う。
問題は「義務化」というところにある。医者がみなパソコン好きとは限らない。
レセプトオンライン化に対応できない医療機関がかなりあるという。いまさらレセプトでコンピュータを使うくらいなら医院を閉じるという老先生も少なくないという。レセプトコンピュータの導入、操作できるスタッフの雇用など全くベースがないとなると確かに大変だ。
レセプトオンラインを無理矢理義務化しなくても、コンピュータを使わないで手書きのレセプトを出し続ける医療機関はそのうちなくなってくる。そう言う時代の流れである。
無理強いはいけませんてことではないのか。
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