2009/02/08
12月19日から流通が始まったヒブワクチン。接種希望者一人につき1枚のファックスでワクチンの購入を申し込むシステムで、このシステムの評判は芳しくなかった。しかし、12月と1月の納品分についてはスタート直後と言うこともあって、申し込みが予定供給量を下回ったため、申し込んだ分は全員分納品された。
2回続いて申し込んだ全員分が納品されたのでこれはこのまま希望者全員に行き渡るのかなとちょっと楽観的な気持ちでいたら、2月納品分は大幅に欠品する見通しだという。12月から一貫して申し込み施設数も申込数も増え続け、2月9日締めの分は1ヶ月当たりの供給量を大幅に超過することが確実だそうだ。完全な欠品を避けるため、申し込み数にかかわらずワクチンの納入は1施設当たり診療所は3人分、病院は10人分に限るという。
これまで2回の納品では100人分納品されてきたのが、3人分になるということである。これでは事実上入庫ストップということになる。
今月もたくさんの予約ファックスを送っているのだが、この分の入荷はいつになるかわからない。とりあえず接種日の連絡をした人には確実に接種したいのだが、2月の入荷状況によっては接種の延期をお願いしないといけないかも知れない。予約はしたがまだ接種の連絡が来ていない方は、かなりお待たせすることになるだろう。
ヒブワクチンはフランスからの輸入品である。日本のワクチンの基準が世界の基準と違って厳しいため、日本向けの特別ラインで生産されている。当初から定期接種ではないのでフランスの会社の生産体制は大きなものではない。足りないから増産といってもすぐにラインを増やせない。
これから当分の間、ヒブワクチンの需要と供給のバランスは大きく崩れることになる。申し込んでもワクチンが届くのはごく一部。だからといってヒブワクチンの重要性をお知らせする事をやめるわけにはいかないし、予約票をファックスで送ることをやめるわけにはいかない。
せっせと予約ファックスを送り続けて、販売会社にプレッシャーをかけ続けようと思う。
ともあれ、1月10日以降に予約をされた方にはかなりお待ちいただくことになるだろう。
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