2009/04/04
近くの梶ヶ谷第一公園の桜はちょうど満開。今日あたりが花見のピークになりそう。
朝の時点ですでに場所取りのブルーシートがたくさん敷かれている。
そんな季節なのにインフルエンザがまだ終息しきらない。
今週初めに保育園の年長組にインフルエンザB型がどっと出て、そういう子たちは週末には解熱して元気になっている。週明けの入学式には間に合いそう。
かわいそうなのは遅れて第二波でかかった子たちで、今日もまだ熱がある。月曜日に登校するのは難しそう。入学式には行けなくても学校は無くならないから大丈夫だよと慰めるのだが、憮然とした表情で診察室のいすに座っている。
今季すでにインフルエンザB型にかかったという年長児が急な発熱で、どうもインフルエンザくさい。
前の時は他院にかかってタミフルを内服。熱が下がらないのでリレンザもだされたという。熱は5日間続いたらしいのだが、B型にはタミフルもリレンザも効きが悪いのは周知の事実。インフルエンザと診断したら何か抗ウイルス薬を使わなくてはいけないという心理的呪縛がまだまだあるようだ。
結局検査ではAもBもでなかったのでインフルエンザではないという診断になる。じゃあ、どうするかっていうと、インフルエンザだとしてもタミフル・リレンザは使わないので、何も使わないのは同じなのである。
2月に流行ったAソ連型がタミフル耐性で、3月にはB型という今年のパターンではタミフルの出番はほとんど無かった。
Aソ連型と思われる年長児に一部リレンザを使ったが、これも数としてはわずか。
このままもう少しでシーズンも終わりそうだが、それにしても桜の満開の下のインフルエンザである。
コメントを残す