2009/04/20
奈良の小児科学会からもどって、またいつもの診療の日々がはじまる。
先週は感染症情報の集計をアップする間もなくクリニックを飛びだしたので、1日遅れたが今日先週分の「感染症情報」を更新する。
集計表を見て驚く。あれま、インフルエンザがゼロ。昨年12月からゼロの週はなかったので、これは5ヶ月ぶりのことだ。
そう思っていたら15歳の女の子が発熱3日目で咳、鼻水。通学している都内の学校ではB型の患者が出ているのだそうだ。
迅速検査でインフルエンザB型が陽性。これで今週はインフルエンザはゼロではなくなった。残念。
ところが当の女の子は大喜び。インフルエンザでよかった、これで欠席にならないで済むと。
もちろんリレンザなどは使わず自然経過で行くことにする。
1歳の感染性胃腸炎の子ども。高熱だし下痢もひどい。ロタウイルスかどうか確認したくて綿棒を肛門に入れたとたんに「バォッ」とイエローシャワー噴出。身をかわしてよけたが腕に直撃。ぬかったわい。
便の色を見ただけでロタだなとわかった。もちろん検査結果もロタ陽性。
低血糖もあったので点滴をする。以前、ロタウイルスで血中ナトリウム160台の高張性脱水を経験して肝を冷やして以来、どうしてもロタには慎重になる。
ウイルス性胃腸炎は他にも何人か。インフルエンザと入れかわって流行のきざしあり。
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