2009/04/24
小児科医会の症例検討会で日本医大武蔵小杉病院へ。
紹介された症例の一つが「良性小児部分てんかん」。こういう方面は疎いので全く耳慣れない疾患名である。
「 幼児期に好発する自律神経症状を主症状とする特発性部分てんかん」ということらしいが、2002年にPanayitopoulos症候群と名付けられたという。
症状は主に入眠時に(時に覚醒時もあるそうだが)に突然嘔吐して、その後意識障害を呈する。発作は自然に回復して頻回に繰り返すことはない。
夜中にがばっと吐いてその後ぐったりして寝てしまったが朝になったら元気に起きてきた。なんて話はよくある。何が起きたかよくわからんけどとりあえず大丈夫でしょう、と私ならいい加減に説明するところである。
こういう症例の脳波を撮ると後頭葉を中心に発作波がみられるのだそうだ。
うーむ、また一つ賢くなった。
Panayiotopoulos症候群(パニャトポーラスと読むのであろうか)ね。覚えにくいので「ぽにょとなんたら症候群」と覚えておこう。
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