2009/05/25
季節外れのインフルエンザ騒ぎで、インフルエンザ診断キットが市場から消えている。
当院でも4月にはいってインフルエンザの患者さんが週に一人二人という状況になったので、キットの在庫調整をしていた。
そんな矢先の「新型インフルエンザ」だったので、慌てて問屋さんにキットを発注したがあっという間に在庫がなくなってしまっていた。かろうじて、余りなじみのないメーカーのキットを50回分確保できた。
まだ近辺では海外からの輸入症例以外の発症例はないので、熱のある患者さんでも接触歴がなければよほど症状がインフルエンザらしくない限り検査はしないことにしている。
そうでもしないと、50回分なんて流行が始まる前になくなってしまう。
今日医師会からファックスが届いて、医師会が確保しているインフルエンザ診断キットを会員に提供すると言うのである。ただで配ってくれるのかと一瞬喜んだのだが、購入を斡旋してくれると言うことらしい。世の中、そう甘い話ばかりではない。
当座のキットは何とか確保してあるので、足りなくなりそうになったらたのむことにしよう。ここで、焦って在庫を抱え込むよりは、状況を静観するのがよかろうという判断である。
コメントを残す