2009/05/27
中学校の内科健診第二弾に出かける。またまた8クラス300人超。午後一杯の時間を費やして何とか終了。汗と脂とニキビ満載の中学生をこんな風に連続で診るとさすがに疲れがどっと出る。
3年生は2週間後に関西に修学旅行だそうだ。もちろん、健診で行けなくなるような子はいない。何とか新型インフルエンザ騒ぎの過剰反応も落ち着いて修学旅行は無事開催されそうである。
それより心配しているのは麻しんだ。また春になって麻しんが出始めている。この学年はまだ定期で2回接種は行われていない。公立校なので自費で2回目の接種をすることが修学旅行の参加要件とするなんてことはできない。できるのは未接種者を洗い出して自費での接種を勧奨することだけ。
修学旅行先で麻しんが出たとしても責められるべきは行政である。これだけは言っておく。
聞くところによると、今度の修学旅行は広島・京都・奈良と巡るコースで、なんと言っても目玉は広島を経由することだ。
恥ずかしながら私自身50歳近くになるまで広島に行ったことがなかった。医師会の会議で出張した時だったが、空いた時間に一人で原爆ドームから原爆資料館へ行った。この衝撃は大きかった。なぜもっと間に来なかったのだ、なぜ自分の子どもたちを連れてこなかったのだと自問した。
こういう機会が中学生に与えられるのは素晴らしいことだと思う。もちろん京都も奈良も素晴らしいので、新型インフルエンザ騒ぎなど吹き飛ばして楽しんできて欲しいと思う。
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