梶が谷駅から徒歩9分
かたおか小児科クリニック

 川崎市で新たに感染者が4人。いずれも、感染した場所がたどれる「疫学的リンク」が切れていないケース。

報道ではふれられていないのだが感染者は入院と言うことになっているのだろうか。 

行動計画によれば蔓延期の宣言がされていない段階なので感染者は隔離のため入院と言うことなのだが、今は多くの地域で症状が軽ければ自宅療養になっているはず。川崎市はどうなっているのか知りたいところ。

強毒型鳥インフルエンザを想定して作られた行動計画なので、この通りに運用していくと現実とのギャップが大きい。現場で現実的な運用がなされていることを願う。

小児科学会が小児の発熱外来を見直す提言を出した。

小児科の患者の多くは発熱患者で、これをみな「発熱外来」で診ることになったら重症の患者を見逃すおそれがある。インフルエンザを疑った小児患者でも「発熱外来」ではなく小児科で診るようにすべきだということ。

これは当然のことだろう。そもそも小児に限らず「発熱外来」をもうけるシステムは日本だけのもの。この秋から冬にかけて新型インフルエンザが従来のインフルエンザと同じようにはやるだろうから、それをいちいち「発熱外来」で対処していたらパンクするに決まっている。「発熱外来」をどんどん増やすことを考えたら、みんなが「発熱外来」になればよいということだ。

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