2009/06/06
お母さんたちの口コミ情報によるとある幼稚園でA型インフルエンザの子どもがたくさん出ているという。当院の集計ではこの3週間インフルエンザと診断した患者さんはゼロ。どうなっているのだろう。
公式発表では川崎市の新型インフルエンザの患者さんは今週 の4人を入れて計6人でいずれも成人。
子どものケースはない。今の川崎市の体制だとA型なら「疑い症例」として届けられて当然PCR検査を行っているだろう。PCR検査は6時間で結果が出るので当然結論は出ているはず。
今のところ何も発表がないところをみると「新型」ではなく季節性インフルエンザということなのだろうと解釈している。
ただあくまでも「口コミ」情報なので真偽のほどはわからない。
ここ2週間は発熱、咳鼻水の風邪症状くらいではインフルエンザを疑って迅速検査をしていない。急な高熱で、筋肉痛や関節痛などインフルエンザを疑うような症状の患者さんもいない。
しかし近辺でインフルエンザが多発しているということなら検査の範囲を広げなくてはならない。
こういう情報は医師会のメーリングリストなどで流れるといいのだが、メーリングリストは県医師会に行った幸区の羽鳥先生がせっせと集めた情報を市の方にも流してくれているだけで、一般会員からの情報提供が全くない。これは、私も反省しなくてはと思っている。
お母さんたちの口コミに負けない医者の情報網を作らなくては。
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