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かたおか小児科クリニック

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長引く気管支炎の熱

2009/06/29

先週から発熱、咳、ぜいぜいという症状でなかなか解熱しないケースが多発している。熱は5ー7日くらい続く。

 もともとベースに喘息があるケースもあるが、そうでない子どもも咳と喘鳴が続いている。RSウイルスにしては年齢が高いので検査はしてない。

血液検査では白血球は正常かやや減少。CRPは2から5.0あたりの悩ましい値。

マイコプラズマが近隣で流行中というお母さんの口コミ情報もあったのでマクロライド系抗菌薬を使ったケースもあったが解熱には効果なし。あとで抗体も上がっていない。

なんだろうなと思いつつ見ているが、局地的に流行するわけでもない。症状もインフルエンザでは無いようだ。

インフルエンザの迅速検査は出来るだけ避けたいというのが最近のスタンス。


“長引く気管支炎の熱” への3件のフィードバック

  1. しおみ  より:

    片岡先生 はじめまして。かなり以前から 日誌を拝見していました。外来を通して ストレスでくじけそうな時 片岡先生の日誌を通して 気持ちを切り替えるよう 毎日のように日誌を拝見していました。現在 院長の主人と小児科外来で5年勤務しています。以前は 神奈川県立こども医療センターで 4年勤務していました。私は 失礼ながら看護師です。こども医療の頃から呼吸には関心が深く そこでの咳 痰の吸引からの学びが 外来での咳の聞き分けに結び付いています。 今年の日本小児科外来学会で咳に関して 医院の内容を院長と発表することになっています。こども医療は専門分野での動きで 当院の外来で実際得た内容を伝える先がなく 医院のみで様々な外来の気づきに対してあれこれ頑張っていますが 一医院だけでは 気持ちのどこかで
    本当に大丈夫なのか 弱くなりそうな時もあります。
     咳に関して 区分して理解していくうちに 秋 冬にゼーゼーするきっかけの炎症箇所と春にゼーゼーするきっかけの炎症箇所が違うことに気づき 秋 冬は 全てのゼーゼーは ある抗生剤で治療しました。春のゼーゼー炎症箇所に対して ある抗生剤でかなり有効に効果が得られています。その抗生剤は 1回内服し 4時間後には ゼーゼーが軽くなり 2回目の内服し 3時間後にはゼーゼーも治まる。トータル7時間後に楽にぐっすり眠られる経緯があります。更に詳しい内容は 他の方法で 評価して頂きたいのですが。 5月 6月に多かった0歳から1歳児のゼロゼロゼロに対しても有効性がありました。大人の方の多くが咳で診察希望で当院を受診したこと 多くの大人の方から 内科 耳鼻科に行っても治らないと 色々な方から相談を受けたことが 更に咳の理屈を知るきっかけでした。
     
     今 勤務している所在地は こども医療で通用していた内容が こちらの場所では なかなかうまく通用しない こちらの地域では 各医療機関の認識の差が出ています。初回受診で既に症状が重く 紹介となる場合 紹介先病院が何でもすぐ喘息扱い 夜間に 明らかなしっかり鼻が腫れ上がる副鼻腔炎の咳で受診しても 咳喘息と診断され プレドニン処方となるようなずれが目立っています。   
     
     

  2. かたおか より:

    大宮での外来小児科学会で発表されるのですね。期待してます。
    小児科で開業していると咳、鼻水、熱というのが一番多い主訴でしょう。これをきちんと診断するというのは結構大変ですね。
    咳が長引くとすぐ咳喘息というのもそうですし、熱もあるとすぐにマイコプラズマというのも気になります。
    当院では、診断の根拠を示すためにカルテの内容を全部患者さんにプリントして渡すようにしています。これは、周囲の医療機関へのアピールという面でも有効ではないかと思っています。

  3. しおみ より:

     突然のコメント入力で内容が多すぎて 失礼だったのではと気になっていました。頂いたアドバイスを読みまして とてもありがたく思いました。本当にありがとうございます。他の医療機関にも伝えられるのは カルテのプリントをする。 忙しい診療の中とはいえ カルテ記入が簡潔になりがちでしたので こちらの先生とその点に気を付けていきたいと思います。

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