2009/08/10
先週インフルエンザと夏かぜが多くていつもの夏とは違うということを書いた。週明けの月曜日、急にインフルエンザがはじけてきた。
2週間ほど間に高津区のある小学校全体を巻き込むインフルエンザの流行があった。この小学校の近辺では相当数の患者さんがいたようだが、流行はその地域に限られていた。
今週発表されたデータではその頃に比べてもはるかに多い患者数が報告されている。週明けの今日は各医療機関で相当数の「A型インフルエンザ」を診断されているはず。
患者数のグラフは先週から急勾配で上昇している。
今日の当院での傾向。
塾や合宿などでインフルエンザが出ていて、インフルエンザではないかと心配してきたケース。これは1例をのぞいて迅速検査でA型陽性。
それと同じくらいの数で、熱は出ているがまわりで流行っているという認識は無いので普通に受診してきたケースがある。
つまり、どこで感染したかわからないインフルエンザが複数箇所で出ているということである。
たぶん、これからは「新型インフルエンザ」を特別視して、特別な対応をとることは事実上できなくなると思われる。
熱が出ているからインフルエンザかも知れないので隔離室へ、という対応をしていては隔離室がいくらあっても足りない。
とりあえず、ひょっとしてインフルエンザという心当たりのある方は受付の時に一言おっしゃっていただきたい。
それで、扱いを変えることができるかどうか。これはお約束できないのだが。
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