夏休み明け

Dr.かたおかの診療日誌

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2009/08/17

8月13日から15日まで夏休みをとる。今日その休み明け。休む前の３日間でインフルエンザが５人（一人は疑い例）と増えてきそうな勢いだったので休み明けはどうなるのか心配をしていた。

ふたを開けてみると、インフルエンザを心配する患者さんは結構来たけれど、インフルエンザらしい人はあまりいない。この時期、熱が出るとインフルエンザではと心配になるが、６歳以下の年少児ではほとんどがヘルパンギーナを中心とした「夏かぜ」である。ひょっとして、と思って何人かにインフルエンザの迅速検査を行ったが今日は全部陰性。

発熱直後に来たケースでは、高熱が続くようなら明日朝に再診ということにしている。やはり、発熱から６時間以内では検査をしても偽陰性となる可能性が結構高い。保育園ですぐに病院に行ってきなさいと言われて来ましたなんて人もいるのだが、早ければよいというものでもない。

保健所から突然荷物が届いた。中身はインフルエンザ迅速診断キット１２０回分とタミフルカプセル５人前。

先月からインフルエンザ診療体勢が変わって、インフルエンザが疑われる発熱患者さんは発熱センターではなくかかりつけの医療機関で見ることになった。かかりつけ医のいない人は発熱相談センターで受け入れ可能な医療機関を紹介してもらう。その受け入れに手を挙げた医療機関に今回の検査キットとタミフルが配られたようだ。

先週迅速診断キットを問屋に追加注文したばかりなので、１ダースももらえるのだったら注文しなかったのに。

タミフルは医療機関のスタッフの予防内服用とのことだ。これも予防内服をどういうタイミングで行うか難しい問題がある。先週のインフルエンザのときも予防内服は誰もしなかったし、これからやり始めたら来年の春頃まで毎日タミフルを飲むなんてことになってしまう。

かかってしまったらその時はその時と腹をくくっておいた方がよろしかろうと思う。

どうやらどちらもタダで頂けるらしいのでありがたく頂戴しておくけれど、事前にこういう話はあったのだろうか。