2009/09/07
医師会の緊急インフルエンザ対策会議に出席する。小児科医会からという立場である。
夜9時から、川崎区の医師会館で。夕食を済ませてから出かける。
主な議題はこれから爆発的に増えるであろうインフルエンザ患者の夜間の受け入れをどうするかと言うこと。沖縄ではすでに爆発的な流行になっているが、基幹病院の外来が殺到する患者で麻痺状態になったとのこと。こういう事態を少しでも避けるのに、医師会としてはどう動くべきか。
会長の提案は、各医療機関が交代で診療時間を後ろに2時間か3時間延長してはどうかというもの。
賛否に関しては否定的な意見の方が多かったような。
それよりは、休日診療所を平日の夜間も開けたり、急病センターの診療体制を1列増やした方が合理的という意見が多かった。私もこちらの意見に賛成。
そのうえで、市民に「熱が出たら、すぐに病院に行って、インフルエンザの検査をしてもらって、タミフルをもらう」という一連の刷り込みを払拭するよう啓発が必要だと主張した。
夜に熱が出たら、夜のうちに医療機関を受診するのではなく、翌日かかりつけ医受診で充分なのだる。
もちろん、中には痙攣を起こしたり呼吸困難の人もいるだろうから、そういう人は救急なのだから救急外来へ行くべきで、いつもより遅くまで開いていたクリニックに飛び込んでも仕方ない。
どういう事態が「救急」かを皆さんに十分知って貰うことが大切だ。
写真は今日の帰りにタイヤにすがりついて鳴いていたセミ。
エンジンをかけたら飛んでいった。サヨナラ、夏のセミ!
コメントを残す