2009/09/11
今週もすでに週末だが随分ヒマである。特に午前中に診療。
おそらくインフルエンザと接触するのを恐れて、少々の事では病院に行かないという人も多いのだろう。なので、患者さんの大半は発熱。それもインフルエンザではないかという心配の人である。
実際に診察して、場合によっては検査もするのだが、その結果インフルエンザもしくはその疑いが濃いというケースは3分の1くらい。多くは「思い過ごし」と思われる。
「本物」らしいと思われるケースは隔離室に行ってもらっている。このところの経験ではインフルエンザの診断で一番大事なのは問診で、ほぼ8割方それで判断している。
だから、インフルエンザを心配して受診する場合は前もって受付するときにそのことを話して欲しい。余裕があれば隔離室に案内するし、隔離できない場合もマスクをお渡しして離れたところで待ってもらうようにしている。
インフルエンザは「空気感染」するわけではないので、至近距離で咳やくしゃみを浴びたり、接触したりしなければうつる可能性はさほど高くはない。最初から気をつけていれば万全とは言わないが、それなりに感染対策になるのではないかと考えている。
熱以外の患者さんが少ない反面、健診と予防接種は満杯である。これらは別の一般診療とは別の時間帯で対応しているが、その枠をあふれ出して一般診療の方に回ってきている。
結局、一般診療枠と予防接種・健診枠のバランスが崩れてきているということなのだが、これがここ数週間の一時的な現象なのか当面続く事なのか読み切れないでいる。
予約枠の変更というのは結構大変なのである。
そんなわけで、インフルエンザワクチンの予約枠設定などもまだ手つかずのままである。
何しろワクチンがいつごろ何本くらいはいるのかがわからない。どうも一度に全部入るのではなく、年内にだらだらと五月雨式にくるらしい。そうなると、10月に季節性インフルエンザをまとめてという戦術も使えないし。
それで新型インフルエンザワクチンを10月末からどうするかが全く決まっていないわけだから、もう、はやいとこはっきりさせて欲しいと思う。
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