2009/09/12
ここ2週間ほど感染症情報の更新をさぼっていた。夏休みと、外来小児科学会などで生活ペースが狂っていたことが大きい。土曜日にきちんと更新しておかないと週が開けると忘れているのである。困ったものだ。
更新が滞っていたこの間に起きていたことの一つは、インフルエンザの患者数の急増である。今週など数の上では余り増えているように見えないが、集団発症例では迅速検査は陰性だったけれどインフルエンザと診断したというケースなどは数には入っていない。
迅速検査キットも注文しても入ってこないので、今のストックがなくなったら検査なしの診療になるおそれがある。ということで、症状は軽いのだがインフルエンザかどうか検査して欲しいというリクエストにはお応えしかねる場合がある。
周りでの患者発生が無く、38℃以下の熱で、本人はけろっとしている。咳鼻水はあったり無かったり。こういうケースでもインフルエンザということはあり得るが、いいじゃん、そんなインフルエンザ放っておいて、というスタンスである。
それともうひとつ、しばらくゼロが続いていたRSウイルス感染症が今週は2名。これは氷山の一角で調べればもっといるだろう。
RSウイルスも流行期は冬場だが夏場も結構いるということがわかってきている。インフルエンザだけに目を奪われていてはいけないのである。
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