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かたおか小児科クリニック

 清里で小児科開業医が集まって先だってのスペイン旅行の反省会と研究会というか情報交換会。そこでの最大の話題は「新型インフルエンザワクチンの接種」をどうするかだった。

 みな、新型インフルエンザワクチンの効果に対しては懐疑的。だって、国産品はこれまでの季節性インフルエンザと同じ製法で、同じ接種量なのだから、最大に見積もってもこれまでのワクチンと同等の効果ということになる。

小児での有効率は２０％から３０％。副作用はほとんど無いから、接種料金さえ気にしないのであれば打たないよりはうった方がいいでしょう、というレベルである。

それでも、季節性インフルエンザも接種希望者が殺到していて、当然この勢いは新型インフルエンザワクチンにどっと向かうはず。

ところが、今になってもどの程度のワクチンがいつ届くのか全くわからない。これでは予約の取りようがない。皆さん、どうして予約を取るか頭を悩ませている。

横浜のY先生のアイデアは秀逸。当院と同じ予約システムを使っている。

来年のインフルエンザワクチンが一息ついていそうな日にちに、希望者は予約を入れる。予約枠はダミーで埋めてあるので「空き通知メールの登録」をしてもらう。このことで、希望者の人数が把握できる。その上で、ワクチンが入荷次第本当の「接種枠」を開いて「空き通知メール」を登録者に送信。都合が合う人がWeb予約から予約をする。これは早もの勝ちになるが、先々の接種予定を決めても責任が持てないのだから、わかっている分だけ順次予約を受け付けるということになる。

当院でもこのやり方にならって、当院なりの工夫をして実施したいと思う。

いずれにしても「Web予約ステーション」以外での予約は取れないということになる。

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