B型が出た

Dr.かたおかの診療日誌

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2009/11/02

休日の狭間の月曜日。先週後半からインフルエンザが再上昇のカーブを描いていたので覚悟はしていたが、どっと押し寄せたという表現が適当。これまでインフル患者がいなかった保育園でも一気に患者が出てしまった。

一人だけだがB型陽性の中学生がいた。症状もなるほどB型というような軽症だった。

いったん下火になりそうな所でまた火がついたようになっている。第二波というべきだろう。

今回の波では前回学級閉鎖や学校閉鎖でかからなかった人があらたに感染して、また学級閉鎖、学年閉鎖、となってきている。波が来るたびに閉鎖を繰り返していたらもう授業どころではない。

学級閉鎖の考え方も考え直さねばならないのではないか。この先さらに第３波、第４波と来る可能性も高く、皆が一巡かかってしまわないことには流行はおさまらないだろう。

登園投稿基準もやけに厳密に「発病日の翌日から７日間休む」などとしても、気づかない発症者がたくさんいてウイルスは蔓延している。元気な子を休ませて、親も仕方なく休んでと、社会活動に大きな犠牲を払う割には、感染の拡大防止に寄与することは少ないのではないか。

７日休ませてもウイルス保因者がゼロにはならないのだし、解熱後３日というのが順当な線ではないかと思う。

まあ、教育委員会と学校医部会で決めたことらしいので、基準は守らせていただいてはいるが。