梶が谷駅から徒歩9分
かたおか小児科クリニック

 相変わらず新型インフルエンザワクチンのお問い合わせが多い。わが子は「優先者」に当たるのかどうか、というお問い合わせや、他所の病院で診てもらっているが優先者の証明書を持って行けば優先的に接種してもらえるか、など。多くは「ホームページを見てください」で済ませているのだが、ホームページを見ても、いつから予約を受け付けるのかは「わかりません」としかいいようがない。不親切なようだが、わからないものはわからない。

 「優先者」に当たるかどうかは「お知らせ」の「新型インフルエンザワクチン接種優先者（基礎疾患あり）」をお読みいただきたい。

たとえば他所の病院で喘息や心臓病の治療や経過観察をうけているひとで、ふだんの病気や予防接種を当院で受けている方は、優先者証明書があれば当院での予約は受け付ける。

ただ、かかっている病院の方で接種が可能であればそちらで受けていただきたいと思う。

東京都でのワクチン配付状況を見ていると、ワクチンの供給は「優先者」の希望者からして圧倒的に少ない。これで１−６歳前倒しなんて、どこをどう押したら言えるのか不思議でならない。

神奈川県では今日９日から「最優先」（入院中の基礎疾患ありの人）の接種がはじまった。

「妊婦用」は産婦人科のある病院に配付されるようなので、当面当院のようなクリニックには回ってきそうにない。「妊婦」の仮登録もしているが、こちらは本番の予約では受けられない可能性が大。

市からの文書では１６日から「優先者」への診療所などでの接種がはじまると書いてあるのだが、まだワクチンが何時、どういうバイアルで、何本届くのかわからない。

もういい加減にして欲しいのだが、１６日から接種開始というのだからその前にはワクチンは届くのだろう。ということは、それよりは前に予約受け付け開始になるということ。

前もって、確認いただきたいのだが、神奈川県では「前倒し」はないので、これから始まるだろう接種の予約は「基礎疾患あり」の「優先者」が対象。

ワクチンの供給量が少ないと思われるので「優先対象者」でも大半の接種希望には沿えないだろうということである。

ただこれは１１月中に接種するという希望に対してであり、年が明ける頃にはワクチンの方がだぶつくと予測している。

なにも慌てなくてもいいと思う。

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