2009/12/01
すくすく子育て(NHK出版)の連載の取材。今日の取材は3月号の記事。
テーマは「溶連菌感染症」。
テーマによっては下調べなどしないでもすらすらしゃべるだけで記事になるものもある。「溶連菌感染症」などもその一つである。一方「不得意分野」というのもあるわけで、こういうときは前もって自分が監修した育児本や「開業医の外来小児科学」などを開いて考えをまとめておく。
今回は楽勝ケースである。
楽勝、楽勝と喜んでいたら、ところで先生、2月号の「突発性発疹」の校正を送ったきりご返事がないのですがと詰問される。
はて、なんの事でしょう。私にはなんの事やらさっぱり事情が。
原稿をメールに添付したでしょ。
え、メール。どのようなメールでしょう。
督促のメールもしたでしょ。
督促のメール、いや一向に覚えがござりませぬ。
えーい、この期に及んでまだしらを切るか。この初稿が目に入らぬか。ばさっ!
お、これは。ははーっ、恐れ入りました。
と言うことで、「突発性発疹」の原稿にその場で朱を入れる。なんと朱を入れるところがほとんどない。
なかなかいいことが書いてある。そうそう、その通り、熱が出たからといって何かしてやらないといけないなんてことはない。そのまま様子見るって選択枝が一番賢い。
ま、自分がしゃべったことが原稿になっているので、納得いくのがあたりまえ。
自分の言ったことに我が意を得てもしょうがないとはいえ、その通りにライターさんに伝わって書いてもらえるのは気持のよいことである。
などと、おべんちゃらを言って校正添付メールシカト事件をうやむやにすることに成功。
それにしても、最近メールの見落としが多い。困ったことだ。
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