2010/03/25
子ども手当法案は26日にも参議院で可決される見込み。法案が通れば4月から半額の月額13000円が支給されるという。使途が特定されているわけではないので何に使ってもかまわないことになっているが、せっかく「子ども」手当となっているのだから子どものために使って欲しい。
小児科医の間では「子ども手当でワクチンを!」というキャンペーンを張ろうという話も出てきている。
水痘、おたふく、B型肝炎などに加えて昨年始まったヒブワクチン、今年から使えるようになった小児用肺炎球菌ワクチンなどは任意接種のために接種料金の全額が自己負担。これが相当高額な接種料になっている。これら任意接種を定期接種として公費で接種できるよう各方面から働きかけがなされているが今のところ定期化の目処は立っていない。
自治体によっては接種料の一部を補助するところも出ているが、今のところ一部の自治体に限られている。補助の恩恵にあずかれない地域ではこれから出る「子ども手当」をワクチン接種に使ってワクチンで防げる病気(VPD)から子どもを守っていただきたいと思う。
「子ども手当」のぶんどり合戦かという向きもあるが、何が子どものためになるかということを考えたい。
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