2010/05/10
先週末に菌血症を心配して血液培養検査や抗菌薬の点滴静注などをしたケースが3人。感染性胃腸炎で脱水と低血糖になって心配したケースが一人。週明けの今日全員無事を確認。
日曜日をはさんだ時に、こういう気になるケースは週明けに元気なところを確認するまでは結構心配をするのである。
これまでの経験で、まずこの治療で大丈夫という確信はあるのだが、じゃあ絶対大丈夫ですかと言われたたらそんな保証はどこにもない。
なので、ふだんの平日なら飲み薬の抗菌薬で大丈夫とするところを、つい「念のため」で点滴静注してしまう。熱が下がらなかったらカルテの写しを持って病院の救急外来に飛び込みなさいと気軽には言えないのである。
脱水症の子どもにしてもちゃんと飲めるなら点滴は要らない。経口補水液の使い方を説明しておけばまず大丈夫。だがもし口から飲めなくなったらどうするか。
救急外来に飛び込んだときに、昨日から脱水があるのだったらどうして点滴してもらわなかったの、などとは言われたくない。なので、念には念を入れて水分のとり方をお話しする。
先週末のケースはみな取り越し苦労に終わった。
血液培養も一人も陽性報告がない。おかしいなあ。
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