2010/05/31
春の検診シーズンたけなわ。学校の検診では異常ありの人は検診連絡票をもらって専門医への受診を勧められる。ただ、この「異常あり」にはどうだかなあ、というのが多々ある。
耳鼻科や眼科の検診で「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」の連絡をもらってくる子がいる。普通は耳鼻科や眼科に行くのだろうが、たまにかかりつけ医ということでうちにやってくる。
本人に自覚症状なし。別に困っていない。まあよく見れば結膜炎だったり鼻炎だったりするのだろうが、医療的介入が必要とも思えない。いいじゃない、これくらい。
「脊柱異常」という連絡票を持ってくる子もいる。前屈させたり一通りのチェックをしてみるが、どこが側湾か私の目にはわからない。どこの所見を引っかけたのだろうか。
学校検診では脊柱側弯を見逃すなと言うお達しが数年前から出ているので私も検診では注意して見ている。おかげで健診にかかる時間が以前よりだいぶかかるようになってしまった。それでも要精検は1学年で数名程度。
聞くとクラスでもたくさんの人が引っかかっているらしい。そんなに側湾疑いの人が出るのはおかしいのではないか。疑問に思って養護の先生に連絡をする。多くの要精検が出ているのは「よく見てもらっているから」だとのこと。
そうか、私はよく見てないもんね。
本当に「脊柱側湾」を心配して連絡票を渡すのならば、視診以上の診断手段のあるところを指定して受診を指示すべきではないかと思うのだがどうだろう。
うちも以前それに引っかかりましたが、、首が曲がっているとか、、どうなんでしょうか?本人はいたって元気。今年はなんといわれるやら、、?