2010/06/10
今日2人に処方したセルテクトドライシロップという抗アレルギー薬の量が多いのではないかという指摘を調剤薬局から受けた。これまではそのようなことがなかったので、どうしたことかとカルテを調べてみた。
電子カルテでは水薬や粉薬の量を登録した体重か年齢から割り出した平均体重かで自動的に計算して処方する仕組みになっている。
添付文書では体重1kgあたり1回0.025gを1日2回となっているので、1日量としては体重1kgあたり0.05gという事になる。
電子カルテの薬剤インスペクタでセルテクトドライシロップの設定量を見ると0.1g/kgとなっている。ここがいつの間にか書き換わっているのだ。
0.05g/kgに書き換えてインスペクタを閉じて再度同じ処方を出す。量が変わっていいない。
おかしいなと思ってもう一度インスペクタを表示させると0.1g/kgに戻ってしまっている。何度書き換えても勝手に0.1g/kg戻る。
仕方ないのでサポートのYさんに電話。Yさんの話ではこのところのマーナーバージョンアップに伴って同じような処方のトラブルがあるらしい。一度カルテを保存してから電子カルテを再起動したら問題が解消した例があるという話を聞く。
電子カルテを再起動してみる。
なるほど、今度はちゃんと0.05g/kgの設定が保存される。
おかしいなあ、と他の体重1kg当たりの量が0.1g以外の設定の薬剤のインスペクタを開いてみる。みな以前の設定と変わっていない。
処方箋を出した患者さんには一袋の半分を飲むように連絡して謝罪。
なんか最近謝ってばかりいるような気がする。
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