2010/06/19
週末が近づいてその上雨。日中の診療予約は予防接種や健診をのぞくと空きが目立つ。
この分だと夜の小児急病センターの当番もヒマなんじゃないかといく期待を持って多摩区役所へ。雨のため道が渋滞。余裕を持って出たのに着いたのは診療開始時刻の2分過ぎ。でも待合い室は空っぽだった。
カレンダーでこのところの受診者数を見る。
夏かぜが流行っているとは言え、うちと同じでヒマと見える。特に金曜日は受診者数が少ない。
それでも立て続けに発熱、嘔吐と続く。
熱湯で大腿部をやけどしたという子どもがくる。小児急病センターは「小児科」なので熱傷は受けないことになっているらしいのだが直接来てしまった場合には担当医が診るか他所に回すか決める。
まあ診ましょう、ということに。
ズボンを脱がせてびっくり。つぶれた水疱の上から脱脂綿(ガーゼじゃないですよ)をあてて絆創膏を貼ってある。
お父さん、これはいかんよ。まあ、「キズドライ」を吹き付けてあるよりはいいけど。
脱脂綿はとりあえず全部はがす。被覆材を貼って上から冷やそうと思ったがふだんから熱傷を診ていないので準備がない。
キズパワーパッドさえない。
サランラップはと聞いたらあるというので、サランラップ巻きにする。
以前クリニックでサランラップ巻きにしたらその時は納得したような顔をしていたのに一度も再診に来なかった経験がある。なので、サランラップはれっきとした治療法なんだから、と湿潤療法の説明をしっかりする。
翌日は皮膚科かかかりつけの小児科に行くようにと指示。
翌日の医者がサランラップを引きはがしてイソジン消毒の上にガーゼなどを貼らないことを祈るばかりである。
やけどにサランラップは初耳でしたのでびっくりしました。
もし我が家でも火傷をしたら、冷やしてサランラップを巻いてクリニックへ連れて行けば良いですか。