2010/07/05
先週一週間の感染症情報のまとめをする。ヘルパンギーナが多いのはそれまでの延長だが、RSウイルス感染症が出ているのは要注意。
例年RSウイルスが流行るのは冬。迅速診断ができるようになって、夏場も結構患者がいるということがわかってきた。これはインフルエンザも同じ。
これはRSウイルスかな、と思わないと普通は検査はしない。立て続けに陽性が出ると言うことは典型的症状を呈するRSウイルス感染症が結構あるということだ。
先週陽性は3名。1人は混合感染もあって入院となった。
他の2人も喘鳴と鼻水でひょっとしてと思って調べてみたら陽性だった。
とにかく、RSウイルス感染症は冬だけの病気ではない。
入院となった子は10月から4月までシナジスというRSウイルスの予防効果がある免疫グロブリンの注射を毎月続けていた。最後の注射から2ヶ月でかかってしまった。
RSウイルスは通年の病気という認識で対策を練った方がよいのではないかと思った。
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