2010/07/15
今季のインフルエンザワクチンの製造株が決定したというお知らせがきている。
A型株:
A/カリフォルニア/7/2009/(H1N1)pdm (これまで「新型 」と呼んでいたウイルス株)
A/ビクトリア/210/2009(H3N2) (A香港型)
B型株:
B/ブリスベン/60/2008
これまでA型はソ連株(H1N1)が採用されていたのだが「新型」が出てきて全く検出されなくなった。ウイルスの世代交代と言ってよい。
ソ連型の代わりに「新型」が季節性インフルエンザエンザと一緒のワクチンに入ることになった。
今季注目されたのは小児のワクチン接種量。
日本だけのローカルルールで インフルエンザワクチンの摂取量はゼロ歳は0.1ml、1歳-5歳は02ml、6歳-12歳は0.3ml、それぞれ2回、13歳以上は0.5ml 1回と細かく量が規定されている。別に根拠があってこまかく決まったわけではなく何となく小さい子にたくさん接種するのは心配というレベルで遠い昔に決まった事のようだ。
国際的には3歳未満0.25ml 3歳以上0.5mlと1回の接種量は2段階ですっきりしている。
日本での6歳以下のインフルエンザワクチンの効果がよくないのはこの接種量と関係があるのではないかと言われてきた。
今年から国際基準の3歳未満0.25ml 3歳以上0.5mlとなるらしいという情報が流れていたのだが土壇場で従来通りの細かい接種量になったとのこと。
残念なことである。
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