2010/08/23
もうあと一週間で夏休みも終わり。ちょうど去年の今頃は「新型インフルエンザ」が当院でも普通に見られるようになり夏休み明けの大ブレイクを予感させていた。
昨年の今頃の感染症情報のグラフ(これは管理者からしか見えません)をみると、前週の「新型インフルエンザ」患者が4人、この週の患者が7人となっている。
このあたりから増え始め9月末から11月半ばまでピークを作っている。
では今年はどうかというと、3月22日-3月27日の週に1人いたのを最後に当院でインフルエンザと診断した患者は今まででゼロ。
WHOもパンデミック終息宣言を出したことだし、何となく今年は大丈夫じゃないかという気もするのだが全国的に見るとそうでもないらしい。
今もぽつぽつ報告があるようなので、これがまた冬のインフルエンザシーズンに向けて拡がる可能性がある。かかる人は昨年にあらかたかかっているので今年は大きな流行にはならないだろうが、それでも油断は禁物。
昨年「新型インフルエンザ」にかかった人は今年の「新型入り」のワクチンを受けなくてもいいかという質問がいっぱい来そうだが、A香港型、B型もあるので受けておいた方がいいでしょうとお答えするつもりである。
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