2010/08/24
例年この時期にはインフルエンザワクチン接種予定・要項を決めて9月の半ばから予約の受付を始める。ところが今年はワクチンに「新型インフルエンザ」が含まれるため、従来の季節性インフルエンザと同じというわけには行かない。
ワクチンは「A香港 AH1 2009 pdm(いわゆる新型) B」の3諸混合ワクチンで昨期までの「Aソ連」がなくなって「新型」が入る格好になる。供給は充分にあるとのことで昨期の「新型インフルワクチン騒動」のようなことにはならない。
しかし、これまでと異なるのは「任意接種」から(法案が通れば)「新臨時接種」という位置づけとなって、市町村が実施する予防接種ということになる。
最初聞いたときは、65歳以上の接種と同じように市町村が接種費用の一部を負担して、残りを1000円とか1500円とか本人が負担するという話だった。
そんなことできるのか。そんなお金が自治体にあるのかと心配した。
当たり前のことだがそんなことはあり得ない。65歳以下の年齢で自治体からお金が出るということはないということはすぐに分かった。
接種による健康被害の救済には定期予防接種と同等の措置がとられるらしいのだが、接種費用は公費負担にはならない。
それどころか、市町村の受託契約を結べば接種料金は統一価格にされてしまうことになりそうだ。
料金は今回の「新型インフルワクチン」の1回目3600円 2回目2550円というレジ泣かせの設定が有力視されている。
ただ、これも決まったことではない。
そもそも「新臨時接種」を決めた法案が通ったわけではない。
医師会と行政のすり合わせもまだ終わっていない段階。
ということで、今しばらくは今季のインフルエンザワクチンの接種要項は公開できません。
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