2010/09/01
昨日の小児急病センターの患者さんで「泣き止まない」というのでおいでになった方が2名。
「泣き止まない」にもいろいろある。
一人目は11ヶ月の男児。保育園で発熱して機嫌が悪い。熱は37.9℃で高くはないがふだんの泣き方と違って、何をしても泣き止まないとのこと。
確かに、機嫌が悪い。来たときは37.5℃。
喉が少し赤い以外に特に所見はない。数日前から下痢をしているが、今日は便をしていない。
特に何もなさそうだからとお引き取りいただいたが、会計を待っている待合室でもずっと泣き続けている。確かに尋常ではない泣き方。会計がもたついているのかなかなか帰らない。
なんか心配になってもう一度診察室に入ってもらった。
耳は異常なし。浣腸してみる。大泣きしながら出た便は最初は普通便でそのあとは下痢。これですっきりかと思ったが相変わらずの泣き方。
嘔吐もなく腸重積ではなさそうだが、母乳が飲めるかどうかみてみようと飲ませてもらったら勢いよく飲み出してぴたりと泣き止んだ。
何だよ。もう。
もう一人は1歳の女児。2時間くらい反っくり返って泣き続けているとのこと。こんなに泣いたのは初めてだとのことだったが来たときは泣き止んでいた。
昨日まで熱があって耳鼻科で薬が出ていた。
のどを見たらヘルパンギーナ。
のどが痛かったのかな、ということで元気に帰っていった。
どうして泣いているのか自分で言ってくれると助かるのだがねえ。
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