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咳止めシール

2010/09/22

日本語をほとんど話さない外国人のお母さんがいる。中東系の方でコミュニケーションは英語のみ。いつも通訳なしでおいでになる。

 当方のつたない英語でこれまで予防接種などは何とかこなしていた。結構大変だった。

その時の話は以前この日誌に書いた事がある。

今回はかぜのようだ。

咳が出て朝は咳で目が覚めるという。

熱は計ってみたらない。

とても元気。

咳止めのお薬を出しますと言うことでお引き取りを願うことにした。

その薬は一日何度使う、というご質問。

一日3度 内服です。

一日1度の貼るシールの咳止めはないのか。前に知り合いのドクターが処方してくれたよ。

うーーん、こんなところにまで出てきたか「咳止めシール」

「咳止めシール」はnot necessary  だと、いろいろ言ってみたら飲み薬で納得いただけたようだった。

飲み薬の咳止めもあまり効かないと言えばそうなのだが、そこまで説明するのは大変。

それにしても「咳止めシール」の処方数はすごい。

お薬手帳で他院の処方をみる機会があるが、医者の方も患者の方も「咳止めシール」で定着しているようだ。

大阪のにしむら小児科西村龍夫先生のホームページにとてもスッキリ解説したページがあるのでリンクしておく。

 

咳止めのホクナリンテープ

 

お医者さんにも、患者さんにも読んでほしいと思う。

 


“咳止めシール” への3件のフィードバック

  1. かばきち より:

    3月末に県外に引越すまで子どもたちが大変お世話になっておりました。
    ホクナリンテープの件、興味深く読ませていただきました。
    本当に西村先生の解説ですっきりいたしました。
    ホクナリンテープは99年生まれの長男が3歳だったころ、夜中の咳が2週間ほど続いて眠りも妨げられるくらいになったときに処方されたことがあり、寝る前から貼っておいたら、最初は咳こんでいたものの夜中にはおさまってよく眠れるようになったという経験があって、私としては、咳症状が本当にひどい時にはよく効く薬という印象を持っていました。
    ただ、そのときはきつい薬だから、とあまり簡単には処方してくれませんでした。
    その後川崎に移ってからは、かたおか先生のお世話になっていましたのでホクナリンテープを使う機会?はありませんでしたが、最近子どもの咳と鼻水が長引いて、今住んでいるところの近くの小児科に連れて行ったら、自動的にという感じでホクナリンテープがほかの数種類の薬と同じ日数分らしく5枚処方され、びっくりしました。
    必要性を感じなかったので使いませんでしたが、使わない薬をもらってしまうのも保険も含めた医療費の無駄ですよね…。
    しかし、診察の際には「かぜの薬を出しておきます」としか言われなかったので、会計が終わって渡された処方箋を見た段階で処方を断るわけにもいかず、困ってしまいました。
    まとまりもなく長々と申し訳ありませんが、咳止めシールへの一母親の意見として読んでいただければ幸いです。

  2. かたおか より:

    かばきちさん
    コメントありがとうございました。
    かぜの薬といって「咳止めシール」も困りますが、「抗菌薬」というのも困るんですよね。
    じゃ、かぜの時には何を出せばいいんだと言われてしまいますが、何もしないという選択肢もあります。

  3. かばきち より:

    かたおか先生、お返事ありがとうございます。
    かぜで念のためとか言われて「抗菌薬」が出たこともあり、やはり困ったことがあります。
    でも最近は以前ほど簡単に出されなくなった印象を受けています。(帰省などであちこちの小児科に行く機会があるのですが。)
    「何もしない」という選択肢、一番いいと思っています。咳も鼻水も止めなくても、子どもって調子がよければ遊んでいるし、症状がきつければ動かずに体を休めて治していくものですよね。
    薬を飲ませると、親も何となく安心なのですが、子ども自身のもつ治す力も信じて、食事などでサポートしつつ病気の経過を見ていかなくてはならないなあと思っています。
    子どもの病気につきあうって難しいです。

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