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かたおか小児科クリニック

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予防接種セミナー

2010/09/26

 神奈川小児科医会・日本小児科学会神奈川地方会。神奈川県医師会・神奈川県産婦人科医会とワクチンメーカー3社の共催で「新しいワクチンの普及に向けて 公費助成のあり方を考える」というタイトルで講演会がおこなわれた。

 「ワクチンと保護者の気持ち」

細菌性髄膜炎から子どもを守る会 事務局長 高畑紀一さん

ご自身の長男がヒブ菌による細菌性髄膜炎に罹った体験から、この病気の恐ろしさと、後にワクチンで予防できる病気だったことを知ったときの驚き、ワクチン導入を遅らせた「不作為」についての怒りなどを話された。とてもインパクトのあるお話しだった。

「花嫁は子宮頚癌 助成がん患者が直面する問題」

NPO法人 女性特有のがんサポートグループ オレンジティ 理事長 河村 裕美さん

ご自身が結婚直後に発覚した子宮頚癌の手術をされた。「広汎子宮全摘」のもたらす精神的、身体的なダメージの大きさ。その後、同じ悩みを持つ女性患者の交流からサポート組織を作るまでのお話し。

法人名のオレンジティとは静岡県のミカンとお茶から取ったネーミングだそうだ。

「新しいワクチンの普及 公費助成に向けて」

VPDを知って子どもを守ろう。の会 藤岡 雅司先生

現在の「定期接種」「任意接種」の枠組みの問題点。定期接種はほとんどが自治体の費用負担で行われており、国は20%を負担するだけ。地方交付税不交付の自治体では100%があ自治体の負担。

「任意接種」ワクチンへの助成自治体数は神奈川県、大阪府などは全国最低レベル。

「ふるさと納税制度」を使って住んだことのない自治体にでも用途を指定した寄付ができる。この制度を利用して「予防接種のために」という条件をつけて所得税、地方税の一部を納税する。

目からウロコの作戦で、藤岡先生は数年前から実践しておられる。納税者が一斉に動けば効果は大きいだろう。

予防接種による健康被害救済制度についても詳しいお話し。

 

セミナー修了後に1階の喫茶室で懇親会。

喫茶部のスタッフの方が総出でたくさんの料理を作って出して頂いたのだが、昼時でそのまま帰られる方が多くてたくさん残ってしまっていた。とても申し訳ない気持ち。

ビールや酒も出たのだが、昼から飲み出すとその後に別の学会の準備会などもあって仕事にならないのでこれもウーロン茶でがまん。

タッパーウェアを持参すればよかったな。


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