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かたおか小児科クリニック

 このところ接種委託料を請求する定期予防接種の予診票が不備でもどされてくる事態が数件続いている。

記載の「不備」ということで、当方のチェックが甘いと言う事である。

 体温が「37.8度」という記載のもの。37.5度以上であれば接種不可。定期接種としては認められないので委託料は支払いませんとのこと。

体温欄を何カ所ものところで見過ごしている。

ふつうは37.5度以上の時は何度か計り直して37.5度以下が記録されたら接種に回るはずなのだがどうしてかそのまま接種の場まで来てしまった。

問診欄の「予防接種と子どもの健康」を読んで理解しましたか、と言う質問に「いいえ」に○がしてあったり答えがなかったりしたらこれもダメ。

「予防接種と子どもの健康」という冊子は問診票とともに全員に配付される。ちゃんと読んでいる人も多いだろうが、読まない人もいる。ここが「はい」になっていないと接種してはいけないことになっている。

中には正直に「いいえ」に○をする人がいるのでこのチェックも重要。「いいえ」の人にはその場で「予防接種と子どもの健康」の該当ワクチンのページを読んでもらって「はい」に○をしてもらう。

そこのチェックをすり抜けることがある。

保護者の署名欄に付き添いできた保護者以外の名前が書いてあるとダメ。

保護者氏名欄に父親の名前、署名欄には母親の名前というのはダメ。

保護者署名欄に子どもの名前が書いてあるのもあったが、これも戻ってきた。

とにかく細かいことまでよく見てチェックしている。

そういうエネルギーを別の所に差し向ければよいのではないかと思うのであるが。

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